52hz のうた

少し前にある小説を読んだ。人生に疲弊してしまった主人公が田舎の家で細々と暮らていると、ある虐待されているらしき少年と出会い、その主人公と少年が互いに生きるべき場所を見つける、といった物語だった。この物語で重要な意味を持つのが ”52ヘルツのク…

ちいさな幸せのおはなし

今朝は朝食にアボカドトーストを作った。とは言っても、最近はアボカドにハマってるから私の朝食はほぼ毎日アボカドトーストなのだけど。 それでも、私の今日の1日はちいさな幸せから始まった。 そのちいさな幸せというのも、ただ、アボカドを切ったら中の種…

夢の中で会いましょう

私が思っているよりも時間はもっと早く、誰を待つことなく流れてしまう。歳を重ねるにつれて、何に対する焦りかも気づけないでいるうちに新しい焦りに肩を叩かれて、思い出されることなくその焦りは元からそこにはなかったかのように忘れられてしまう。ここ…

恐怖の前で私は真顔でいられない

思い返してみても、私は何事においても嫌なことは後回しにするタイプだと思う。LINEの未読は当たり前、長期休暇の課題は始業式の日にオールなんて毎度のことで、多分、今回もそれなんだ。面倒くさい、を武器にして怖い、を見えないようにしているんだ。 面倒…

あなたの小説のなかへ

まだ暑さは残ってるのに、昨日の朝は何だか秋の匂いがした。わたしの好きな秋がもう、近くにいるのかな。暦上の9月は秋の始まり。だからなのだろうか。秋に生まれた彼は本を読むひと。メンバーのなかでも1番の多読家。そんな彼に憧れて、わたしも本を読むの…

きみの痛みがまだ続くのなら ともに、

暑すぎる8月を後にして、生まれたきみ。きみは金色に輝く末っ子。でもまだきみは 好きなことをしていい24歳の青年なんだよね。きみの7年は 痛みををたくさん背負って 数えきれない 悲しみを味わってたんでしょう?きみはいつも 熱い熱をもったひと。そして、…

8月と憂鬱

8月だからか、長く続く雨のせいか、果てが見えないウイルスのせいか、わからない。 自分も気づかないうちに、気が滅入っているらしい。 最近変わったことといえば、コーヒーが飲めるようになった。牛乳が入ってるやつじゃなくて、致死量の砂糖が入っているも…

星の輝きをした あなたたちへ

2020年6月13日 今日は 誰よりも ずっと、ずっと 大切なものの誕生日。 わたしの大切な、防弾少年団の 7年目となる日。 7年前の今日、彼らは韓国のアイドルとして 世に出るのだけど きっと、そのころの彼らは ここまで彼ら自身が成長するなんて思っていなかっ…

月の明かりのようなやさしさをしたあなたへ

キムテヒョン、 実を言うと わたしはあなたが少し、憎い せかいで1番美しいと言われる ほんとうに 綺麗なその顔は 私を一瞬で虜にさせた 最初はそう、じゃなかった。 いまほど、ここまであなたがほしい (ほしいはなんか違う気がするけど、どう言えばいいか分…